酷いありさま・・・・・・・・・・・・伊吹マヤはそう思った。いや、そう以外思えない。

外部装甲はほとんど剥がれており、ついてるものですら融解しかねない状態。

機械であるはずなのにどう見ても「肉」、としか思えない内部、その「肉」が切れており赤い血を今だ流している。

それをもったいなそうに「肉」が蠢く。

目をも背けたくなる風景、実際目を背けた。


「あのひと」も今の私と同じで目を背けていたのだろうか?


ふと、そんなことを考える。

思い出したくもない。信じたくもない。

「あのひと」は「あのひと」であって、自分は自分だ。

初号機から背けた目を元に戻す。

自分の行ってることが正しいはずなのに感情が許さない。

この世界のため、のはずだ。だから私は・・・・・・・・私たちはアスカを・・・・・・・・・・・・

正しいはずなのにこみ上げてくる罪悪感を何とか抑える。

抑えないと気が狂いそう。

結局は自分も目を背けている・・・・・・・・・・・・・・・

「マヤ、先行くわよ?」

目の前でリツコが言う。

いつもと変わらぬ白衣を着けて両手をポケットに入れていつもと変わらぬ表情でこの場にいる。

平然としすぎている。

何故?なぜ?平然としているのだろう。していられるのだろう。

シンジと初号機とのシンクロ。

初陣での暴走。

運命の歯車は回りだしたと言うのに、

死海文書に書かれている未来に向けて回りだしたと言うのに、

何故こうも全てを受け入れているような平然とした態度でいるのだろう?

諦め?それとも何かを信じてるの?誰かを信じてるの?

マヤは平然と歩くリツコの後ろを歩く。

ふと、マヤは昂揚感とでも言うべきものを覚えた。

顔が少し赤い。

それに気づいたのかリツコがマヤのほうに顔を向け声をかけてくる。いつもと変わらぬ口調で、

「どうかした?」

「い、いえ何でもありません」

「そう」

素っ気無く言い放つと、再び前を見、歩き始めた。

元々どうかしていることにすら興味がないのかもしれない。

ただ、自分がおどおどしているから変化に気づいて「人間らしく」聞いてきただけなのかもしれない。

それなのに、そんな人なのに・・・・・・・・自分は・・・・・・・・・・

「私は「あのひと」と違うはずだ。私は「あのひと」と違うはずだ。私は「あのひと」と違うはずだ。私は「あのひと」と違うはずだ!!・・・・・・・・・・・・・なのに・・・・・」

前を歩くマヤに一番近いリツコにすら聞こえないようなとても小さな声で呟く。

自分自身きこえていないのかも知れない。


なのに・・・・・・・・・・・・・身体が・・・・・・・・・心が・・・・・・・・・惹かれてゆく。





「天体観測」


「再び歪な形で加速し始める歯車」






PES、パーフェクトエヴァシリーズの略称。PES、ESを元に人員の被害、機体の損傷を最小限に食い止めるために開発された殺戮兵器といっても過言ではない現時点最強の機動兵器。

EVA量産型をベースにした機体の内、機動性、汎用性、移動力、OSの容量などなど、全てにおいて他の機体を凌駕する性能を持つ。

後ろに装備された高性能スラスター兼バランサーの役割を持つ翼。両手内蔵されているナイフ。バルカン、もともと、機体自体の武器が少ないのを補った形。

何よりもの特徴は、パイロットが要らないこと。

無人戦闘機ならば現時点でも多数存在するが、第一線で投入されることは少ない。莫大なコスト、ダミーシステムによるOSの容量削減、これらによりまだパイロットを育成したほうが効率的とされてきたからだ。

だが、PESは違う。ダミーシステムは探査針の打ち込みにより起動するが、こちらは元々搭載されている。言うならば脳だ。

人間よりも効率的に成長する。人間では補えないOSの容量カバーも行える。そのうえコストが元来のダミーシステムより低い。だが、代償もちゃんとある。作るのにとてつもなく徒労が強いられること、制御が完璧でないこと等だ。

だが、それを差し引いても十二分に人間よりPESのほうがはるかに分がある。それが倒された、わずか5機に・・・・・・・・・・・・・

綾波レイは、EVA零号機のエントリープラグの中で小さく笑いを漏らす。

くくくっ・・・・・・・・と、面白おかしいのではなく、嬉しそうに顔を歪めながら・・・・・・

久しく忘れていた闘争心。ただ戦場を駆ったあのころ。いつのまにか紅い彗星という異名までとり、仲間からも敵からも恐怖の対象として見られてきた。

弱い敵、弱い敵、弱い敵。

目の前にいるのはPESを倒した小隊のおそらくエース機。強い敵。

高ぶる感情。

「はははは・・・・・・・久しぶり・・・・・久しぶりだぁ」

ははは、と大きく身体をのけぞらせながら笑う。

今も感じる。身体全てで感じる不可視の力。

身体中が圧迫されてるような威圧感に似た感覚。

手に汗が握る。

武者震い・・・・・・・・・いや、冷や汗。

相手への知らぬうちの恐怖感、

それでもははは・・・・・・・と笑う。

久しく自分と相手が対等の立場にある。

「面白い、おもしろい、オモシロイ。殺してやる、ころしてやる、コロシテヤルヨォ!」

狂ったような慢心の笑みを顔全体に浮かべる、青い髪が、赤い瞳が白い肌が、その狂気の笑みをさらに引き立てる。

自分が死ぬか?相手が死ぬか?の状態を楽しんでいる。どちらに転んでも楽しむのかもしれない。

こんなの自分じゃない。

そう思う綾波レイはいない。

今ここにいる綾波レイはただ、相手を殺すことしか考えない殺戮者。

こんなの自分じゃない。

こんなの綾波じゃない。

そう思う自分はいない。

そう言う人はいない。

ただ、狂ったように戦うことを、殺しあうことを喜んでいる人しかいない。

戦場に漂う血が、肉が、恨みが人を狂わす。

エヴァはまた人を狂わせ、歴史を狂わせ、未来を歪ます。






「紅い彗星です・・・・・・・・・・・」

通信機越しに聞こえる恐怖の混じった声。

「紅い・・・・・・・彗星?」

「そうよ、とてつもなく強く必ず敵を殺す。赤い血を咲かせながら目にも止まらぬ速さで戦場を駆る。さながら、その機体自体が紅いかのように・・・・・・・・・・・・・紅い彗星・・・・・・・・綾波レイ・・・・・・・・・・」

「綾波・・・・・・・・レイ」


・・・・・・・・・誰だ?


シンジはなんとなく心に引っかかるものを感じた。

知らないはずなのに・・・・・・・・・・レイ・・・・・・・・それにアスカも同じ感じがした・・・・・・・・そしてこのEVAも・・・・・・・・・・

何故懐かしい感じがするのだろう?

遠い日に、とてつもなく遠い過去に置いてきたような感覚。

・・・・・・・・・なんなんだろう?・・・・・・・・思い出せない。

思い出したくないことなのだろうか?とてつもなく辛いことなのか?

「シ・・・・・・・く・・・・ジ・・・・・・ん・・・・・シンジ君!聞こえているの?」

思いは中断された。

通信機越しのミサトの声にシンジははっとする。右に機体をずらす。

数秒後その場所に光が走った。

辺りを見回してみるが、ESの姿はない。スナイパーライフルによる遠距離射撃。しかもここまで正確に・・・・・・・・

「ミサトさん!場所の特定を!!」

叫びながら機体を動かす。

最初の一撃が外れたためか、次々と連射してくる。それだと言うのに正確すぎる射撃。機械のようだ。

一箇所からの射撃ではない。見える限りでも発射位置はずれている。いや、四方八方から来ている。機体が動いているだけではない。遠隔操作。

避けるだけで精一杯。遠隔操作による微妙な威力の違い等を見ているほどの余裕はない。

駄目元で撃ってみるか?・・・・・・・・・・・・・浮かんだ考えを首を振り否定する。

「なにを馬鹿なことを考えているんだ?落ち着け」

撃ったところでどうせ避けられるし、残り弾数も不安だ。かといってこのままではやばい。

「ミサトさん!まだですか!?」

「やってるわよ!・・・・・・・・・・出た!座標軸y−45−2!突っ込んできてるわよ!接触まで5秒!」

座標軸y45−2、後ろを振り向いた。肉眼で確認できる距離だ。突っ込んできている。もう目の前だ。

「くそぉ!なんか前に攻撃が集中してると思ったらぁ!!」

撃った。

ろくに狙いを定めてはいなかったが正確に敵に当たっている。避けていなければ・・・・・・・・

避けていた。あれほどのスピードで突っ込んできていたと言うのに、カクン、と垂直に、紙一重で、無駄もなく・・・・・・・

どすっ、とお腹の辺りに衝撃が来た。蹴られた。

何故痛みがフィードバックされるのか、疑問に思う暇もない。飛ばされた姿勢のまま無理に機体を動かし肩からプログナイフを抜く。

ガキィィィ、と互いのプログナイフがぶつかり、金属的な音を上げる。

「うおぉぉぉっ!!」

ガチィ、ガチィ、ガチィ、弾き、再びぶつかる。

守っているばかりではやられる。攻めなくちゃ・・・・・・・・・・思うんだが、相手の斬撃が激しすぎる。振りが小さいくせに一発一発の衝撃も大きい。紅い彗星と呼ばれるのもわかったような気がした。

ガチィィ!ぶつかり合うと同時に相手が思いっきり弾かれた。蹴りをどすっ、と腹に喰らい、後方に飛ばされる。

すぐさま姿勢を戻そうとするが、機体の反応が鈍い。

「動力部にダメージ、動力部にダメージ」

OSが攻撃の当たったところを伝える。

当たり所が悪い。

「くそっ!!」

MPが下がっているのが手にとるように解る。

目の前にはもう敵が迫ってきている。

避けられる距離ではない。

青く「紅い彗星」と呼ばれる機体の右腕にはプログナイフが握られている。高振動粒子により恐ろしいほど青白く、凶器には似合わないほど綺麗に輝くプログナイフが見える。数秒後には紅く血で染まるのだろう・・・・・・・・・・・

自分はおそらく死ぬと言うのに、恐ろしいなんて感情自体が湧きあがってこない。

見えると思ってた走馬灯も見えない。

自分自身が何を考えていたのかもわからない。

ただ・・・・・・・・・・・・声が聞こえた・・・・・・・・・・・様に思えた。






「頭部損傷!!」

「パイロット生死不明!!」

「パルスが逆流しています!!」

「なおも外部装甲にダメージ!」

始まるわね・・・・・・・・・・・・

スクリーンに映し出されている、「紅い彗星」EVA零号機によって頭部をナイフで貫かれ、もうここで死んでいてもおかしくはない傷なのに、遊ぶかのように蹴りや殴打をされている初号機を見ながらリツコは思った。

初号機はすでに反抗する様子もなく動きを止め、ただ頭部から血を吹き出しながら弄ばれている。

スクリーンを見ていたが、ふと右方向から視線を感じた。振り向いてみるとマヤがこちらを見ていた。

マヤは知っている。ここから運命と言う歯車は廻りだすことを。自分以外ではマヤが唯一計画の中枢に近い位置にいるだろう。階級では上のはずのミサトよりも・・・・・・・・・・

運命は決められたほうへ向かうのか?人の力で変えれる物なのか?今、証明される。

ごくぃぃぃぃっっ・・・・・・・・なんとも形容しがたい生々しい音がスクリーンを通して聞こえる。

目をスクリーンに映した。

初号機の腕が零号機により折られた。そしてそれを引きちぎるように引き伸ばす。

ぷちぷちぷち・・・・・・・・・・・と引きちぎられていく音が今にも聞こえそうだ。

「うっ!・・・・・・・・・・・・」

マヤが吐きそうになった。両手で口を抑えている。

「くっ!・・・・・・・・・・・・・EVA初号機損傷率60%オーバー、左腕本体のOSとの連係が切れました!」

「シンジ君!!」

ミサトが叫んだ。

自分も叫ぶ、心の中で、

シンジ君!私達が進むべき未来は決められた未来なの?決められてない先の見えない真っ白の紙の上に文字を紡んでゆく未来なの?今一度証明してみなさい!

「ウォォォォォォォォォ!!」

初号機の咆哮が響き渡った。

ふと、マヤのほうを見る。マヤもこちらのほうを見ていた。

その瞳には絶望が浮かんでいた。

どちらに転んでも・・・・・・・・・・いやどんなに頑張ろうと転びもしない絶望しかない運命に対して・・・・・・・・・・

EVAなんかいらない。瞳が語っていた。


人は今も昔も未来も壊された世界。出来上がった世界。輪廻の果てまでもEVAと共に生きる。

「生きる」ために・・・・・・・「死ぬ」ために・・・・・・・「生まれる」ために・・・・・「還る」ために・・・・・・・・・






がつ!と硬い先にはぷす、とやわらかい感覚が手を支配する。

「ははは・・・・・・ははははは」

その感覚がたまらなく気持ちよくて、さらに奥に進める。

ナイフ越しに感じる肉の感覚、無力に等しい力でナイフを押し出そうとする筋肉の感覚。

そこから吹き出る血。手につき、身体につき、顔につく。

べっとりとしていて、暖かくて、すぐ冷たくなって・・・・・・・・・・・

「あはははは・・・・・・・・はは、くくくくくく・・・・・・・・・・」

楽しい。

「楽しい、楽しい、楽しいぃぃ!」

いつも感じることの出来ない感覚。肉の感覚を浴びてるのは零号機の手、血の感覚を感じるのは零号機の身体。自分でなく感じるのは機体の筈だ。

なのに、自分も感じている。

もっと感じたい。もっと感じたい。もっともっと、

ナイフ越しでこの感触だった。直接腕でならどうだろう?

レイは機体を操作し、ナイフを突き刺したまま手を放した。もうちょっと感じていたいきもした。

腹部を蹴り、殴る。

さっきとは違う感触で楽しめた。

さっきのほうが楽しいがこっちはこっちで楽しめる。

殴ると相手の身体が少しだがへこむのがわかる。そして同時に手に痛みが走る。外部装甲を殴っているのだから。

だけど、その外部装甲が剥がれたところを殴ると、クッションのようにやわらかく手に包むような感覚。そして、中で何かかつぶれる感触。おそらくEVAを人でたとえるなら小腸のところ辺り。

なかなか楽しめた。ナイフ越しの感覚もいいが、殴るときの手で感じる硬さ、手が傷つく痛さ、なかのやわらかさ。

自分は狂っているのだろう。

理性の片隅でそんなことを思った。

まだ残っている理性の片隅でそんなことを思った。

そして、その理性すらも欲望に支配された。

殴るのをやめて次に移る。

左腕を握る。

もう初号機は動かない。頭を貫かれ、全身を幾度となく殴打され、無残な姿でただそこにいる。綾波レイの欲望を満たすための肉塊として・・・・・・・・・・・・・・・・

ごくぃぃぃぃっっ、

ひねるように折ったためか、ぼきっ、と言うはずの骨に値する部分がなにやら折りながら引き伸ばしながら縦に折ったような生々しい音が聞こえた。

骨が折れたからといって、手に入れている力を緩めるわけではない。

さらに力を込め、引きちぎるように初号機の腕を伸ばす。

ぷちぷちと音を立てながらどんどん腕が伸びてゆく、もう少しで千切れそうだ。

そして、千切・・・・・・・・・・・・・ろうとしたその瞬間に、レイは迫り来る初号機の右腕の拳と、けたましいほどの初号機の咆哮が聞こえた。

その咆哮は何故か懐かしくもあった。






声が聞こえている?

シンジは思った。

辺りは薄暗くうっすらとした白色しか見えないが、確かに声らしきものは聞こえているが、それを声とは言い辛かった。

声、とは筋肉が横隔膜を動かして発する音だ。伝わるには物理的要因が必要だ。空気を揺るがせ耳に入ってくる・・・・・・・・・・

だが、その声は耳で聞いている感じがしない。

それに聞き辛いわけではないけど、頭に残らない。聞いたらそのままその内容がどこかへ言ってしまってるような感じがする。

集中して聞くと、語りかけているようだが、ほとんど独り言に近いようだ。

「また始まるのか・・・・・・・・・・・・」

急に声が鮮明に聞こえた。

「人は愚かだな・・・・・・・・・・確かに人は何かにすがらないと生きていけない。何も作り出せない。神じゃないからね、「無」から「有」は作り出せないんだよ・・・・・・・・・・・

だけど何故そう決め付ける?人は何かにすがらないと生きていけないと誰が決めた?あぁ、混乱してるね?まぁ矛盾してるからね・・・・・・・・・・・・・・まぁ聞くだけで・・・・・・・・・・いや、心に留めておくだけでいい。

君には知っておいてもらいたいんだ。「運命」という言葉がある、どんなにあがいても変えることの出来ないこと。一体誰が決めたのか?本当に神様が決めたのかもしれないがそんなの誰にもわからない。わからないはずなのに人は「運命」たる云々を知っている。

死海文書。

人にもわかるように「運命」が書かれた預言書みたいなものだ。実際そのとうりに動いてしまう。だけどね、「運命」は「未来」じゃないんだ。「運命」は所詮流れてゆく方向であって、「未来」のようないつか自分たちがいるであろう今ではないんだ。川の流れが下る一方でもたどり着く先が下流とは限らないんだよ」

「・・・・・・・・・・なにが言いたいの?」

「覚えていてね。たとえ忘れても。「運命」は変えられないことの出来ないことなのかも知れない、けど「未来」は変えられると言うことを」

「なんで僕なの?」

「僕はあの時の君だった。みんなが生きとし生けるもの全てが幸せになるチャンスをもっていたのに、僕はそれをもぎ取ってしまった。「未来」は変えることの出来ないものだと思ってね・・・・・・・・君に・・・・・・・・この時代の君やあの人たちにもう二度とあんなことをしたくないんだよ。だから僕は君にそれを伝えたかったんだよ」

急に辺りが明るさを増してゆく。

「覚えておいてね。たとえどんなに辛くても駄目だと思っても、「未来」は変えられると言うことを・・・・・・・・・・・」

辺りにひびが入ったかと思うとガラスが割れたかのように辺りの景色も割れた。






めっちゃ愚者の後書き。



まず、こんなに間を開けといて今更連載はないだろう。とか・・・・・・・・・・

とりあえず三話目?前作の「守るべきもの」だっけ?全然繋がりが感じられませんね。

というか、今だ戦闘。駄目駄目な戦闘の上に突拍子もない展開。未熟だな。

と、未熟な割には伏線ばかり敷いて・・・・・・・・愚かだな。

まぁ、いいや。(よくねぇ)

次を期待している方は期待してください。この程度の技量と物語で満足していただけるのなら期待は裏切りません。(たぶん・・・・・・・・)

 

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<アスカ>第参話が来たわ!
<某管理人>おおきに。ありがとうございます。
<アスカ>『天体観測』の第参話よ。
<某管理人>うぅ〜ん、これは異世界モノではないのかも。
<アスカ>そうかもしれないわね。でも、それはこれから読んでいけばわかることよね。
<某管理人>あ、そうやね。ところで、今回はアスカ様はどちらへ?
<アスカ>はい?あれ?私、出てなかったっけ?
<某管理人>へえ、そのようにお見受けしましたが…。
<アスカ>馬鹿ね、私はいつもシンジの心の中にいるのよ……。自分で言って照れるわね、これは。