仮面城

 角川文庫・初版 昭和53年12月25日 編集構成解説:山村正夫

 
仮面城
悪魔の画像
ビーナスの星
怪盗どくろ指紋
本文155P
本文27P
本文24P
本文30P

 横溝正史の長短編ジュブナイル集。
 テレビでたずね人コーナーに自分の名前がでてきて驚いた文彦少年は、目的の場所を訪ねて行くことにした。その洋館には頭を血だらけにした老人が倒れていた。そして、父親の知り合いである金田一耕助と文彦少年は秘密を探っていく。
 上記の表題作、短編3作の計4作を収録している。この作品も昭和26年なんですが、冒頭にいきなりテレビが出てきます。オリジナルは恐らくラジオだったのでしょう。『悪魔の画像』には森美也子という女性が出てきますが、あの作品
『八つ墓村』とはまったく違うキャラクターです。

 

 ヨーロッパの童話を連想させる表紙絵です。魔法使いのような老婆が登場するのが印象的なのですが、実際に仮面城はあまりでてきません。

 

 

 

 

 

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