壺中美人

 角川文庫・初版 昭和51年7月30日 解説:中島河太郎

  壺中美人  本文202P
  廃園の鬼  本文63P
  

 金田一耕助の第22長編。
 深夜の成城、パトロール中の警官が不審な若い女性を呼び止めたところ、その女に腹部を刺された。そしてその近くのアトリエで画家が死体となって発見された。現場に赴いた金田一耕助はテレビで見た曲芸に使われたのと同じような壺を見つける。その曲芸の名は、壺中美人。
 短編『壺の中の女』を長編化した表題作、信州を舞台にした『廃園の鬼』の2作を収録している。

 

 これ、私の苦手な表紙なんです。何か生理的に受け付けないんですよ。この雰囲気は。だって、(以下ネタバレ。OKの人は反転して)この女性は本当は男なんだもの。それを見事に描写した杉本画伯は本当に凄い。

 

 

 

 

 

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