まぼろしの怪人

 角川文庫・初版 昭和54年6月20日 編集構成解説:山村正夫

まぼろしの怪人 本文246P

 横溝正史の長編ジュブナイル。
 もう何年も警察の手から逃れつづけている怪盗・“まぼろしの怪人”。彼は御子柴少年が寄宿している新日報社の社長の家に宝石を盗むという予告状を送りつけてきた。御子柴少年は三津木俊助記者と協力して、怪盗に立ち向かう。
 上記の表題作、短編3作の計4作を収録している。

 

 この作品では“まぼろしの怪人”と“探偵小僧”こと御子柴進少年&三津木俊助記者との攻防戦を中心に描いています。逮捕、脱獄、追跡と、“まぼろしの怪人”は乱歩の怪人二十面相調の活躍を見せます。表紙絵もそういう怪盗のイメージで描写されています。

 

 

 

 

 

 

 

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