七つの仮面

 角川文庫・初版 昭和54年8月30日 解説:中島河太郎

 
七つの仮面
猫館
雌蛭
日時計の中の女
本文51P
本文35P
本文45P
本文43P
猟奇の始末書
蝙蝠男
薔薇の別荘
本文36P
本文38P
本文62P

 金田一耕助の短編集。
 ミッションスクールに通っていた私は、父の死後、醜い上級生と邪な関係を持ってしまった。卒業後、彼女の前から姿を消し、銀座でウエートレスをし、やがて老いた彫刻家のモデルとなる。「聖女の首」と題された彫刻は話題になるが…。
 雑誌に発表後単行本に未収録の作品を集めている。上記の表題作をはじめとする、短編計7作を収録しています。

 

 一番大きな顔が「聖女の首」で、残りの6つの顔は…。表紙上は6つしか見えないが、女の右目のところにかすかに断片が見えるのが、きっと7つ目の「縊れたる聖女」なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

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