死仮面

 角川文庫 初版 昭和59年7月10日 解説:中島河太郎

死仮面
上海氏の蒐集品
158P
63P


 金田一耕助の第10長編。

 八つ墓村の事件を解決し東京へ戻る途中に立ち寄った岡山県警で、金田一耕助は磯川警部から不気味な死仮面の話を聞かされる。東京から逃亡してきた殺人犯の女が腐乱死体で発見され、そのそばにデスマスクが残されていたのだ。
 昭和56年12月28日の横溝先生のご逝去の1ヵ月後に発行された新書から2年半後に文庫化されました。一部欠落部分を中島氏が補筆した作品です。その後欠落部が発見され、完全な状態になった作品は春陽文庫で読むことができます。また、『上海氏の蒐集品』は絶筆とされていますが、実質は未発表作品となります。昭和40年前後に書かれたものと推察されています。

 

 炎の中に浮き上がるデスマスク。新書版の表紙絵に比べてオドロオドロさがアップしています。新書版もいい表紙絵なのですが、他の文庫表紙絵と比べると少しおとなしめとなりますので、この新表紙絵は大正解でした。新書の表紙はこちらです。

 

 

 

 

 

 

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