漢詩創作  
 
これらは古人の言である

 道に聴いて塗に説く譏りは免れないだろう

  尾聯能開一歩

別運生意結之

然亦有合起意者亦妙

収束或放開一歩  

一篇無好結句

可見其人終無成 

終非好詩

 関繋人之成功與否

  情思以て貫通することが肝要

 景を以て情をいうのである

 三体家法

七言同律四虚 中四句全て虚なれば句が柔弱になる

中四句全景物を言い添えて  

うまうまとつくるのは四五人はすぎなんだほどに

 唐賢七言律詩三体家法

七言同律四実

 最難飽満易疎弱而前後多不相応

 唐の詩人でも

四句両聯

必ず情とを互換して須いる

 最も忌むのは同律になることである

頚聯は前聯の意と相応じることを避る

要変化如疾雷破山 観者驚愕

頑聯は首聯破題の意を接いで

驪龍之珠を抱き脱しないが如く

化は境

即ちおもいやひびき等を中心に自然に人を動かすものが化である

変は格

即ち姿を中心していい

常規を逸したとみられる姿を変

七律の中聯は

変化が大切である 杜甫は意と格に心と姿に変化をもとめ

  対句による踏み落としは不可で

若起句対杖

即常為対杖所拘

而顕呆板絆之象

起句貴逎勁高突

要知発端草卒

下無声勢

結句須荘重

峯勢鎮圧

含蓋得一篇体勢忌用宋人軽側之筆

対句好可得

結句好難得

 発句好尤難得

 滄浪詩話

七律等の近体詩である短編の難しさは

起句

首聯にあるようで

古人の作詩方法を読んでみると   時代の推移を知らない

まことに嘆かわしいことである

更に驚くことは七言排律を作 っては自慢する手合いもいるが

平仄や 対法が適 っただけでは七律とは言えないのである

なんとも羨ましいかぎりである

僕輩より作詩歴の淺い人でも上手に詩を作 っている人がいるのが

僕輩等は 未だに分けのわからない詩を作 っている始末である 私見ではあるが

十年やそこらではものにならないようである

七律を作るには七絶を二十年以上作 ってから

初めて作るべきだと思 ってる

以前に作 った詩を看るに

いずれも稚拙で鑑賞にたえない

デタラメに三十年も無駄に詩を作 っているので

一向に詩が上手く作れない

僕輩は漢詩の専門家ではないので

難し詩律などはよく知らない

言いたい放題   漢詩創作

八月30日

七言律詩へ