日記(2008年)

2008. 12.21
    ・幼稚園の餅つき。私も頑張った。最近、妻が近くの「道の駅」でクルミをよく買ってくる。1個10円ほど。おいしく、ボリュームもあり、おやつに最適。青森は「食」の面で本当に恵まれている。地の利を満喫する暮らしが楽しい。
    ・教会のクリスマス祝会。家族全員が健康に一年を過ごせたことに感謝! 私の心が一番綺麗になるのは、読書しているとき、畑をしているとき、子どもと遊んでいるとき、雪かきしているとき、等かな

2008. 12.13
    ・午前: 幼稚園の発表会。二人とも頑張り、とても感動した。練習大変だったね。
    ・午後: コータローを連れて「キノコの会」の忘年会(キノコ鍋)へ。息子が自然界に興味をもつようになったのは、この会のおかげ。ときどきキノコやドングリを見分け、周囲を驚かせる。キノコの写真を見て、息子は「タマゴタケ」と言ったら、弘前大の先生が驚いて褒めてくれた。正解は「ベニテングタケ」だが、両者は外見がとても似ているらしく、「この年齢でタマゴタケを知ってる子なんていないよ」と言われ、息子は有頂天。図鑑などで知識を吸収する子どもの力には脱帽。
    ・夜: 子どもたちの人生初のトランプ遊び(ババ抜き)。すぐに覚え、とても気に入ったみたい。明日は「七並べ」

2008. 11.29
    ・わが家でゼミ4年生のお好み焼きパーティー。いつもリンゴを差し入れしてくれるK君に感謝!
    ・来月は立て続けに3つの論文の締切が来るが、どれも峠を越しているのでストレスはない。ゴールまで全力疾走だ!
2008. 11.23
    ・リリ、初めての視力検査。指差す方向が2時とか4時とか中途半端で、ときどき指先がぐるぐる回る。結局、視力は普通だった。
    ・ついに雪化粧。子どもは大喜びで、「風邪気味だから家に入れ」と何度叫んでも帰ってこない。コータローは畑に仰向けに寝ころがり、口を開けて降ってくる雪を食べていた

2008. 11.16
    ・紀要論文「初期ピグーの慈善論と救貧法改革論」が完成し、ほっと一息。これで今年の峠は越えた
    ・弘前教会の竹内牧師は今年度で退職なさる。今日は後任の村岡牧師の歓迎会のために家族で教会へ。
    ・コータローが幼稚園から持ち帰った大根。さて、どうやって食おうか?

2008. 10.26 教会のバザー
    去年は地味に喫茶店をしたが(2007.10.28 参照)、今年は宣伝のコアラになって町を歩いた。手を振れば、歓声が上がり、人が寄ってきたりするので、けっこう面白かった

2008. 10.25
    ・幼稚園の作品展。今年の傑作はコータローの「かんすけ」(武田信玄の軍師・山本勘助)。
    ・今週は風邪でずっと低調。今月末をめざした論文の脱稿も、どうやら来月上旬。しかし良いものになりそうだ。
    ・私は津軽の冬が好きだ。雪深いと外界から閉ざされる。それがゆとりをもたらす。車がなければ行動半径はせいぜい1キロ。外出困難なので、雪が言い訳になり、仕事もあまり期待されない。都会育ちの私には、家族中心のなんとも贅沢な季節のように見える

2008. 10.17
    大阪の母から送られてきた長細い物体。開けてみるとポスターだ。梅田の阪急百貨店の「まごの日」ポスターに応募したら、りりが載ったらしい! ほんとだ、すごい! 自慢げなりり

2008. 10.12
    ・月例の「キノコの会」の山歩き。息子は常連だが、娘は初参加。2人とも自然に夢中で、私に少しも甘えず、他の人たちと歩いていた。成長ぶりに嬉しくなった。
    ・家族総出で山に銀杏拾い。バケツ1杯分。帰宅後、種を取り出すなどの作業が面倒。とにかく臭い! でも美味いんだな

2008. 10.6
    ・リリ(4才)がピアノを習いたいと言い出したので、習わせている。最近、コータロー(5才)も少林寺拳法を習いたいと言い出したので、見学に行った。実は私も小学校の6年間、少林寺拳法を習っていたので、武術を習う長所・短所は分かっているつもり。もう少し考えてから決めよう。
    ・先週の上智大での議論をふまえ、草稿を改訂。明日、完成稿を提出する。今年はすでに2つ仕事をしたが、明日から直ちに次の仕事に取りかかる。年内の完成をめざす
2008. 10.1
    ・出版企画の会合のために上智大へ。浅草にも観光した。S女子大で教員をしている知人夫婦の家に宿泊。美味しい夕食&珍しいワイン、感謝します!
    ・オクラの花は綺麗。野菜の花のなかでは一番かな。日常の何気ない「美」に気づく感受性を保ち続けたい。寒さが日ごとに強まっており、この花とも来年までお別れだ。近所の人に「もったいないから早く収穫しなさい」と怒られたので、トマトを一斉収穫

    豆地獄: 畑に豆を植えすぎて、秋に連日、枝豆を自家消費しなければならない苦しみ。文字通り「自分でまいた豆」だから仕方ないが、食い飽きた家族から文句を言われ、生産者は精神的に追いつめられてゆく。しかも毎日1本ずつ(その日食べる分だけ)収穫するのだが、収穫の遅れた豆は乾燥し、堅くなって「大豆(だいず)」化する。こうなると「大豆は畑のお肉」などと言ってみたところで、家族は誰も食わない

2008. 9.20 めっきり男らしくなったコータロー
    成長著しく、体力を持てあましている。なるべく私も「特訓」に付き合っている。野球の味はすでに覚えたようなので、今日は釣りの特訓。いきなりコータローが中型のカワハギを釣った! 私も小型のカワハギを5匹釣った。計6匹、大きさでは息子の勝ち、数では私の勝ち。家に帰って天ぷらにして食った。魚がかかったときのビビッという感触を忘れるな。ゴカイに噛まれるのを怖がるなど、残された課題も多いが、とにかく今日は合格。釣りの一部始終をひと通り見ただろうし、なにより魚がかかったときの快感を味わったのだから(これが一番大事)。来年からはキャンプの特訓だ

2008. 9.19
    ・わが家の枝豆の収穫が始まった。今年は天候が悪く、去年より1ヶ月も遅れたが、質・量は良い感じ。
    ・研究は苦しい。トンネル掘りに喩えれば、この十日間かなり順調に掘り進んだが、なかなか光が見えない … しかし進むしかない。
    ・そろそろ同僚に初めての赤ちゃんが生まれるはず。「お父ちゃん」にお祝いを言わねば
2008. 9.16
    ・今年も「嶽きみ」(岩木山麓のトウモロコシ)の収穫に行った。農家に依頼して育ててもらい、収穫のみ自分でやらせてもらっている。
    ・子どもたちの大好きな、近所のOさんの家の、2羽のアヒルの「ガーガーガー」という鳴き声が、響きわたる夜。アヒルを叱るおじさんの「こらあ」も遠くから1回聞こえたが、変わらず「ガーガーガー」。庭で煙草をふかしながら、私はぶつぶつ独り言

2008. 9.11
    ・急な依頼だったが、東北・北海道地域のキリスト教大学の集会で報告。
    ・ピグー教授就任講演(1908年)の邦訳草稿が完成。じっくり推敲して1ヶ月後に提出する。最近やったなかでは一番情熱を感じた仕事。少し休んで直ちに新しい論文に着手する。2ヶ月でけりをつけたい。
    ・本学主催の「福祉フォーラム」のコーディネイターを頼まれた。明日は参加予定の関連団体と打ち合わせ
2008. 9.1
    色々あった。第1に、庭でタコ焼きを作り、近所の子どもに食わせた。第2に、連日の特訓の甲斐あり、ついにコータローが自転車に乗った。中腰になって自転車を押す日々とも、これでおさらば! 第3に、子どもに中国サーカスを見せようと青森に連れていき、ついでに海岸で遊んだ。子どもの相手をするには体力がいる。しかしヘトヘトになって寝るのは気持ちがいい

2008. 8.25
    彦根の合宿から戻り、ピグー教授就任講演(1908年)の邦訳に励んでいる。ちょうど今年は百周年。あと少しで終わる
2008. 8.15-16
    ・大阪から母が来たので家族旅行へ。蟹田で車ごと船に乗り、下北半島に渡った。下北は広かった。
     弘前 → 十三湖 → 竜飛崎 → 蟹田 →(船)→ 脇ノ沢 → 下風呂 → 大間 → 仏ヶ浦 → 恐山 → 弘前
    ・待ちに待ったジャガイモの収穫。20本ぐらい育てたうち、試しに息子に1本だけ抜かせてみると、なんと10個ほどイモが出てくるではないか! 黒字だ(笑)。もう1つ楽しみなのはバジル。隣人にもらった苗が大きくなったので、スパゲッティーに使いたい

2008. 8.9 「キノコの会」(5.11 参照)
    コータローを連れて参加。白神山地へ。車で片道2時間ほどだが、舗装されていないデコボコの山道を走るのには驚いた。オフロードだ。うちの車では行けない。弘前大・農学部の先生に教えてもらい、いつものようにキノコや山菜をとった。息子は目がいいので、みんなに褒められていた。「だっこ」などの弱音を一度も吐かず、山の草木や生物もほとんど怖がらなかった。子どもの成長力・吸収力というのは大したものだ。息子の世話をしてくださった皆さんに感謝
2008. 8.7-8 岩手県雫石町の鶯宿(おうしゅく)温泉に一泊旅行
    わが家の車「ダイハツ・タント」(家族は「ぼろタン」と呼ぶ)が初めて県境を越えた。けんじワールドという巨大屋内プール、酪農を見学できる小岩井農場など、子どもたちの興奮はすごかった。妻は旅の計画を立てるのがうまい

2008. 7.26
    教会のバーベキューに行った。「パン焼き体験」「川遊び」など、子どもは大喜び。夏は存分に外で遊べ!
    今、庭の畑ではナスとシシトウが隔日でこれくらい採れる。収穫が面倒くさい…

2008. 7.13
    ・来月の研究報告(一橋大)のことで頭が一杯。かなり苦しい。だが研究とはそういうもの。納得できるものを書きたい。虚栄心は捨てよ。自分の魂の世話をしっかりせよ。たとえ人が認めてくれても、駄作は駄作。自分を欺くことはできない。
    ・わが家の2つの畑は、合わせてかなりの広さなので維持が大変。今後は面積よりも内容が課題。去年に比べれば、なんと考え方が進歩したことか!

2008. 7.10 短冊に願いごと
    私の願いは「今年も畑が豊作でありますように」。さあ、夜はバーベキューだ、近所のチビども、集まれ!

2008. 7.4 青森の夏は最高
    畑も順調。奥から、ジャガイモ、枝豆、トマト、なす、しそ、おくら、ししとう、ねぎ。手前はイチゴ。今はジャガイモの花が美しい。子どもたちよ、しっかり学べ! 今日は恒例のサクランボ狩り

2008. 6.18
    ・先日、チャペルで説教をした。礼拝で三味線を弾くのは、そろそろやめよう。
    ・朝6時半、カーテンを開けると … とうとう見つけたぞ、この野ネズミ野郎! 畑を荒らす憎いヤツ。生ゴミを掘り返すな
    ・どんなに忙しくても、読書の時間、静かに考える時間を確保すること

2008. 6.7
    ・イチゴが色づいてきた。毎年初夏には、子どもたちの間で「わが家のイチゴ自慢」が始まる。近隣には強豪が多い。
    ・ハーブ類(特にアップルミント、レモンバーム)が茂り、手に負えないので、散髪(葉の収穫)してやった。葉を洗い、乾かし、茶葉として保存する。試飲して気に入ったので、大量生産することにした。ゼミの時間に皆で飲もう。
    ・家から徒歩3分ほどの河原。最近、子どもたちのお気に入りの散歩道。もう少し上流では川遊びもできる

2008. 5.27 早朝、畑に謎の穴…
    ネズミか、モグラか? 俺が今年いちばん期待をかけているジャガイモの種イモを狙ったか? 子どもたちは興味津々

2008. 5.26
    リリは4才の誕生日を迎え、念願の自転車デビューを果たした。私は経済学史学会の学会賞をもらった。授賞式は全国大会(愛媛大学)で行われた。これで満足しているようでは全然ダメ

2008. 5.18
    ・安定して暖かくなったので、種をまき、苗を植えた。今年の重点課題はジャガイモ。
     ジャガイモ、枝豆、トマト、ナス2種、カボチャ、ハーブ3種、イチゴ、ネギ、シソ、オクラ、シシトウ

    ・車1台分ほどの広さの第2の畑を開墾中。リリの大好きな枝豆をたくさん植えたい

2008. 5.17 寺の池にオタマジャクシがいることを知ってしまったコータロー
    網とバケツを持って、とうとう出かけて行った。男らしくなった。5匹ゲット。1匹は妹の誕生プレゼントにするそうな

2008. 5.14 経済学史学会から嬉しい電話
    内容については後日述べよう。ますます励まねば!
2008. 5.11
    ・弘前大・農学部の「キノコの会」に参加。コータローを連れて白神山地へ。総勢十名ほど、ほとんどが専門家である。色々教えてもらって、キノコと山菜を集めた。コータローは「うるし」を識別できるようになった(危ないので最初に覚えさせた)。みんなコータローを可愛がってくれた。山の「知恵」をどんどん吸収せよ。来月の観察会までに、植物図鑑を見ておこうと思う。
    ・種イモ(約15個・300円)、発酵鶏糞(45kg・500円)を入手。そして家の周りの雑草を抜き、刻んで畑に捨てた。土の改良を着々と進めている
2008. 5.6
    4日、大阪の母が来たので、十和田湖・奥入瀬渓流にドライブ。夜は肉を食べに行った。子どもたちは初めて見る大きな牛肉と格闘。とても充実したGWだった。明日から授業再開

2008. 5.2 GWも研究室に籠もり
    論文の草稿を改良中。詰め将棋的段階。あさってには大阪の母が遊びに来る。それまでに傑作を仕上げたい。昨日、出版社が決まったと編者から連絡があった
2008. 4.24
    ・土曜は、弘前大で私の学会報告、日曜は、本学で経済思想研究会。ストレスで目つきがヤクザのようになっていたかもしれないが、どうかご容赦。
    ・畑のシーズンに入った。生ゴミを畑に埋めるのが朝の日課。ホタテなどの貝殻も細かく砕いて活用する。金づちで貝殻を砕き始めると、子どもが「やらせろ、やらせろ」と騒ぎだし、結局、コータローがほとんどしてくれた。知人が青ネギの苗を10本ほど分けてくれたので、さっそく植えた。すでにイチゴの花が咲いている。大したお金もかけずに、けっこうな収穫、知識、楽しみが手に入るのだから、土の力はすごい。大型連休に畑を本格始動させる
    ・4月は子どもと遊ぶ時間が少なかった。反省。心に余裕のある者だけが、子どもと楽しく遊べる

2008. 4.11 すっかり春。私も、子どもも、それぞれの新年度スタート
2008. 3.22 卒業式
    昨年と同じく夜のパーティーで三味線を独奏した。ゼミの卒業生たちがプレゼントをくれた。いつまでも皆の顔を忘れまい。元気で!
2008. 3.14
    ・雪が溶けた。畑で石拾いすると、日差しが心地よい。今年はどんな野菜を育てようか、考えるのが楽しい。そわそわする。唯一の心配は花粉。今のところ大丈夫。
    卒業祝いのゼミの飲み会。人生の節目、この時期の4年生は輝いて見える。卒業式は来週。
    ・母校の田中敏弘先生から詩集が届いた。文化人だな、こういう点も見習いたい
2008. 2.20
    ・私の誕生日に、妻がケーキを作ってくれたが、冷蔵庫に入らず、なんと窓の外で冷やされていた。イチゴは凍っていた。
    ・(旧)浪岡市に本郷という場所がある。そこで育つ「本郷なめこ」は、歯ごたえ良く、みそ汁に入れると絶品。わが家では大人気。
    一生に本を何冊読めるか? 適齢期を20-70才とすれば、50年あるわけだ。もし3日に1冊の速度で読めば、1年に120冊読める。ゆえに50年×120冊=6千冊。しかし実際には4〜5千冊だろう。いわゆる読破万巻など不可能で、五千という「量」の上限は動かしがたい。だから問題は五千の「質」、すなわち「何を読むか」に帰す

2008. 2.13
    リンゴ公園の山で「そり遊び」し、藤崎町の白鳥飛来地の「白鳥祭り」に行き、そこで「餅つき」を見て、餅を食べ、最後に家の庭にでっかい「雪だるま」を作ったら日が暮れた

2008. 1.20 庭の雪山で
    ひたすらそり遊び。後ろにいる女の子は、近所のモモちゃん

2008. 1.5 冬休みも明日で終わり
    のんびりした正月、「格別の正月」、ひたすらローマ関係の本を読みふけった。良書を見極め、体力の限り次々に読む、これが学究生活の基本。そうすればおのずとアイデアが浮かび、道は開く。しかも読書は心を浄化する。一切のくだらぬ争いを忘れ、俗塵にまみれた魂を洗い、集中力をエンジンにして澄みわたる理知の空を旅する。ただそれだけ。読書とはいわば瞑想
2008. 1.2
    大晦日からの吹雪のなか、畑に大きなカマクラを作った。子どもは中に入ったまま、寝ころんだり、食事したりして、出てこない…。冬はやっぱり雪遊び。多くの思い出ができますように


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