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2004年11月6日撮影　OLYMPUS　C-2100UZ

　　　

ここです。このスタンドの隅。ここでぼけっと外を眺めていたシンジにアスカが声をかけたのです。1971年編の中の冒頭です。
その当時はバックにあるマンションはありませんでしたから、阪急の線路までの民家や線路の向こう側の電車の車庫が一望できました。

少年の頃仰ぎ見た巨大なスタジアムの正面。
同じ市にある甲子園とは客数はちがいましたが、あそこの風格とは違いモダンな感じがしました。

　正面玄関に至るメインストリートです。
球場へ向うわくわく感を隠せず、顔が綻んでいる子供たち。
周辺にたむろしているダフ屋のおっちゃん。ペラペラの名鑑を売っているおばちゃん。
あの頃の面影はどこにもありません。
ただ、鳩が邪魔する者もいないまま、悠然とひなたぼっこをしていました。
この道を、アスカがシンジを引っ張るように駆けていったことでしょう。
つい、足早になってしまうんですよね。この道は。

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