「星空を見上げて」






「ねぇ、結局なんだったの?」

「さぁ?・・・・・・・・・・・・・多分誰もわからないんじゃないかな?」

「あんたのお父さんも?」

「たぶん、そして冬月さんもミサトさんも加持さんもお母さんも・・・・・・・・・・だれもわからないんだと思う」

「ふぅーん」

アスカはそう言うと目の前を向く。

考えているような眼差しでそれを見つめる。

赤い海、EVAシリーズの残骸。

まるで・・・・・・・・・・・・全てが終わったのを告げるようにその姿をさらけ出している。

いやまるでではなく、終わったのだ。

全て、

何もかも、この世界や、人の生きる道や場所、

そして、人のもつ、愛や怒りや悲しみやそれらの感情全て、

時も明日も未来も過去も、

絶望や希望も・・・・・・・・・・

自分たちがここに生きているのはイレギュラーなことだと思う。

けれど・・・・・・・・・・・・

バサっと砂音を立ててアスカが仰向けに寝転ぶ。

青い瞳が青い空を見上げる。

「星、綺麗ね」

その言葉を聞いて僕も空を見上げる。

アスカの言うとおり雲すらなくなった空の向こうには幾つもの無数の星が輝いて見える。

何気なく思う。

人類が、その中の僕たちが歩み刻んできた小さな・・・・・・・本当に小さな道のりよりもあの星々が刻んできた道のりは長い。

僕たちがたとえ息絶えても星はただ変わらぬ空から僕たちを見下ろしているのだろう。

見続けているのだろう。

見守ってくれているのだろうか?

あの白い星や赤い星、その横の少し大きい星や小さい星、

見下しているのだろうか?

見ているだけなのだろうか?

見守ってくれているのだろうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何を考えているんだろう自分は、

考えても答えを出すわけでなく、

探すわけでなく

あるはずがなく・・・・・・・・・・・・・・・・

だから自分は何を考えているのだろうか?

別に何を考えてもいいや、

考えなくてもいいや、

答えがあっても、

なくても、

別にどうでもいいや、

だって今の自分には・・・・・・・・・・・・・・・

「どうしたの?考え込んでるような顔をして?」

「いや・・・・・・・・・・ただ月を見て、『月に群雲花に風』っていうけど、月はあるけど、雲がなくて、花はあるかわかんないし、風は吹かないしだし・・・・・・・・意味ないなぁって」

「あんた、そんなこと考えてたの?」

「うん・・・・・・・他に色々と」

「馬鹿じゃないの?」

もしかしたら明日死ぬかもしれない、

ずっと死ぬことがないのかもしれない。

けど、言われた。

馬鹿じゃないの?って、

自分は馬鹿かもしれないし、そうじゃないかもしれない。

けれど、別になんだっていい。

生きてることが奇跡でも、

全て消えても、

見守ってくれていても、

馬鹿でも、

別にどうだっていいことだ。

だって僕のとなりにはアスカがいる。

それだけで十分だと思える。

君と一緒なら・・・・・・・・・・・・・

なんて陳腐な言葉だろう。

昔は本当なの?

一緒なだけでいいの?

そう思ってた。

だけど、いざそうなると、ほんとに一緒にいるだけで十分だ。

僕の隣にアスカがいて、

それ以外は何もなくて・・・・・・・・・・

けれど僕は十分で、

幸せで・・・・・・・・・・・・・






もう一度星を見上げた。

「ねぇ、アスカ、結局なんだったの?って聞いたよね?」

「うん」

「お星様なら知っているかもよ?星霜の彼方から僕らを見続けているから」

「・・・・・・・・・・・そうかもね」

幽かに微笑んだ。








アスカ君と一緒なら僕は何もいらない。

力強く思った。

そう思えることが、幸せで・・・・・・・・・・・・・・・







そっと砂の上に置かれているアスカの手を握り締めた。

その手を離さないように、

ずっと握っていられるように・・・・・・・・・・・







握り返してくるアスカの手は暖かかった。







愚者、ぐしゃ、グシャァ!な後書き



さぁ、俺のファン集合!!(わぁーー)(一人芝居)


はぁ、はぁ、(←1人声を張り上げて疲れる)

虚しいだけですね。

はい、今回実は、雅様風に僕が書いた作品です。(許可は取ってます)

どうでしょう?いつにもまして首尾一貫してなく支離滅裂ですね。大目に見てください。

今度は天体観測を書くかも、

みなさん、たまには空を見上げてはどうでしょう?

家に帰るときとか、何気なく空を見上げると、青空だったり、夕暮れだったり、夜空だったり・・・・・・

結構楽しめます。

ではでは、(テストで技家、体、美、音、はテスト前の休み時間しか勉強しない成績落ち気味の人より+最後の大会近し!レギュラー危うし、背番号すらも・・・・・・・・)『後書きも首尾一貫してなく、支離滅裂だなぁ・・・・・・・・・・』


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<アスカ>河中様から、投稿SSを頂いたわ!
<某管理人>おおきに。ほんまにありがとうございます。
<アスカ>ふ〜ん、いつの間にか河中様と雅様はそんな関係になってたのか…。
<某管理人>げげっ!ちょい待ちィな。そんな言い方じゃ誤解を生みまんがな。
<アスカ>あら、いいんじゃない。面白いから。
<某管理人>ひ、ひょっとしてミサトさんの生霊でも取り付いてまへんか?ぶるぶるぅ…。

 ふん、ちょっとふざけたらこれなんだから。

 さて、河中様からの作品。
 なるほど、雅様風にEOEを書いてみたのね。
 ホント、こういう風に書ける人っていいわよねぇ。
 どっかの管理人に書き方を教えてあげてよ。
 

 河中様、ホントにいいお話をありがとうございました!
  

 

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