ねぇ、あなたは幸せ?
ふたり、夜、月
透夜 2003.12.13
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何見てるの? ん。月に霞が掛かってる。 ほんとだ…… 明日は雨かな? う〜んどうだろう?でも…… ん? こんな月も僕は好きだよ。淡い月の光がさらに優しく見えるから…… うん。 ね、 何? あなたは幸せ? どうしたのさ急に? いいから答えて。 ふふっ。僕は幸せだよ。強がりで意地っ張りで甘えん坊で世界一可愛い笑顔の奥さんがいるからね。 んふふ〜アタシも幸せよ。呆れるほど鈍感だけど誰よりもアタシを大切にしてくれる優しい旦那さまがいるからね。 酷いな〜僕ってそんなに鈍感かなぁ? あら?ほめてるのよ? 嘘だろ? だって浮気の心配しなくていいもの。 心配しなくてもそんなことする訳ないじゃないか。 うん…… 何か感じが違うよ?どうしたの? ん〜。たいした事じゃないんだけどね。 そう? こんなに穏やかでゆっくり流れる時間があるなんて、あの時は思いもよらなかったな、と。 それを言ったら僕も同じだよ、こんな時が来るなんて夢にも思わなかった。 うん。 こういうのを幸せって言うんだよね。 バカね。 え? 今のアタシ達が幸せじゃないのなら、この世に幸せなんて無いわよ。 そうだね…… ねぇ夜と昼。どっちが好き? また唐突な質問だね。 別にいいでしょ。 僕は、夜かな…… 理由は? 夜は、優しいんだよ。 優しい? うん。夜は僕達を包んでくれているんだよ。 そう? 周りがよく見えないから大切な人だけを見ていられるしね。 ばか…… ずっと、一緒にいられたらいいね。 あら、先のことなんて分からないわよ。 え? でもアタシはあなたと離れたくない。だからずっと一緒にいる。それじゃダメ? ……そうだね、僕もずっと一緒にいられるように努力するよ。 ありがと。 ……そろそろ冷えてきたんじゃない? もう少しだけ、このままで……
はじめまして、透夜と言います。 えっと、本来ならばこのような所にあるはずのないモノなのですが、 ジュン様の好意によりこの様に陽の当たるところに出させて頂きました。 感謝の言葉も御座いません。 内容ですが、情景の描写も、感情の描写もないものですが、 この拙い文章と『月夜』の言葉が皆様の中で繋がったならば幸いです。 最後まで読んで頂き、まことにありがとうございました。
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<アスカ>透夜様から投稿を頂戴したわよ!
<某管理人>おおきに、ありがとうございます!
<アスカ>なんだってぇ?貰った感想を投稿しろって強要したんだって?
<某管理人>あ、あの…あんまりよかったもんで、つい…。
<アスカ>最近おねだりが多いんじゃないの!
<某管理人>えらいすんません。
<アスカ>でもおねだりの甲斐があったわよねぇ。
<某管理人>まったくですわ。
さぁて、透夜様の当サイトへの初投稿。
うちの管理人の作品を読んでインスパイアしてくださったらしいわ。
そんなのアレが書いてたっけ。ま、いっか。
きっとリクエストSSのお返しよね。
ホントにこんな夜を迎えられたらどんなに幸せでしょうね。
も、も、もちろん、アイツとよ。アイツと。
アイツ以外の誰と私がこんな会話できるっていうのよっ!
はぁ、はぁ、はぁ…。ぜい、ぜい、ぜい。興奮させないでよ、もう。
さて、今晩もアイツと幸せをかみしめちゃおっかなぁ…。
ホントに素晴らしい作品をありがとうございました、透夜様。