う た た ね
雅 |
君を追いかけてた公園で見た夕暮れの景色。
マンションから一緒に見た綺麗な月。
僕が、うたたねで数えるのは、羊ではなく君との思い出・・・・・。
暖かな日差しの中、少しずつ細める目の睫毛の向こう側に
逃げてばかりいた、記憶をいつものようにたどっていく。
あの時の出来事をなんと呼べばいいのだろう・・・・・。
ただ想いだけで筆を進ませる、子供の描く絵のような日々。
その中で見つけた
僕の遠い初恋。
輝く月の色が、ほしくて
何度も手を伸ばしてみても
輝く月は、僕の手からすりぬけ
ここが1番だと、夜の闇で輝いてる。
君は僕と付き合うようになってから
僕と一緒に料理を作るようになり、
掃除を始めるようになってから
前よりもやわらかく暖かい綺麗な笑顔で、
僕の中に優しさを届けてくれている。
あの時の出来事は、
僕と君を素直にさせて
自分たちの気持ちを、語り合って
恋人としての日々を始めたんだ。
「コラー!いつまでの寝てるつもりなの、バカシンジ。」
いつもと同じように僕を呼び起こす君の声。
恋人同士になってからも以前と同じ呼び方だけど
どこか優しい声になっている気がする。
「んっ・・・・・・・と。」
あれ・・・・・・
気がつけば膝にかかってている君の毛布。
ちょっとした君の優しさがとってもうれしい。
「ようやく起きたわね。
早く一緒に作らないと、夕食が遅れちゃうでしょうが。
まったくいつまでたってもボケーって
してるんだから。」
「ごめん。
気持ちよくて長く寝すぎたみたいだね。
それと毛布、ありがとう。」
「な、なにを言ってるのよ。
それぐらい恋人同士なんだから当たり前じゃないのよぉ・・・・・。」
「え、今最後のほうなんて言ったの
小さくて聞こえなかったんだけど?」
「バ、バカ何も言ってないわよ。
アタシ先に台所に行ってるからね。
アンタも早く来なさいよ。」
急いで台所に向かう君を見て、
僕は思う、
青い海の水は
何度すくってみても
青い海の水は
ここが1番だと海へ帰るように。
僕は、君のいるこの場所に帰っていく。
「シンジ〜なにしてるの?
早く来ないと本当に夕食遅くなっちゃうわよ。」
君と一緒に笑い、暮らす日々。
それは紛れもなく僕の愛する毎日だから・・・・・。
「ごめん。
アスカ今すぐ行くよー。」
end
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後書き。
今回、初めて小説を書かせていただいた。
雅、というものです。
まずこのような小説を投稿させていただきジュン様本当にありがとうございました。
ジュン様のサイトに到底、投稿できる作品ではないのですが
1番最初に書いた作品は、ここに投稿したいと思ってがんばって書いたのですが、
結果は見てのとおり書きたいことは満足に書けず。
意味不明な点を何箇所にも残してしまうものになってしまい・・・・・・・・
自分の力のなさを情けなく思います。
そしてこのような作品でも最後まで読んでくださった人がいれば本当にありがとうございます。
これから、もっとたくさんの作品を書いて精進していきたいと思うので、
皆様よろしくお願いします。
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<アスカ>雅様から、SSを頂いたわ!しかも、しかもよ!処女作なの!
<某管理人>おおっ!デビュー作ですか!おおきに。ありがとうございます。
<アスカ>アンタみたいな弱小サイトでデビューしてくれるなんて、ホントにいい人よね!
<某管理人>はいな。ホンマに申し訳ないやら、嬉しいやらで。
<アスカ>しかも、アンタの苦手な描写力が巧いじゃない!
<某管理人>今度、爪の垢をメールに添付して送ってもらいま。
本当に最初に書いた作品とは思えないような出来よね。
これは管理人の尻を蹴っ飛ばして、宣伝しなきゃいけないわ!
雅様、ホントに素晴らしいデビュー作をありがとうございました!