悪魔の家

 角川文庫・初版 昭和53年3月5日 解説:中島河太郎

 
広告面の女
悪魔の家
一週間
薔薇王
本文32P
本文32P
本文35P
本文69P
黒衣の人
嵐の道化師
湖畔
本文29P
本文31P
本文17P

 戦前の短編集。
 新聞記者の三津木俊助は自宅への帰り道に若い女と同道することになる。ところが突然、女が俊助の胸にすがりついた。「あそこに、悪魔がいる!」と。
 上記の表題作のほか、2時間ドラマで金田一モノに翻案された『薔薇王』などの短編全7作を収録している。

 

 家の壁にディフォルメされた悪魔の顔。そのインパクトの強さは壮絶なものがあります。この表紙絵での注目点は、家の窓です。背景の黄色が窓越しに見える。ということはこの家は張りぼてに過ぎないのじゃないか…と。これはトリックではなく、家の雰囲気を表しています。

 

 

 

 

 

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