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血蝙蝠
角川文庫・初版 昭和56年8月31日 解説:中島河太郎
花火から出た話
物言わぬ鸚鵡の話
マスコット綺譚
銀色の舞踏靴
恋慕猿
血蝙蝠
X夫人の肖像
八百八十番目の護謨の木
二千六百万年後
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本文35P
本文6P
本文24P
本文30P
本文31P
本文30P
本文23P
本文25P
本文20P
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戦前の短編集。
“蝙蝠屋敷”と呼ばれる幽霊屋敷の探検に出かけた若者たち。そこで殺人事件を発見した通代は、その後何者かにつけまわされるようになった。彼女と偶然知り合った三津木俊助は、この事件に関わっていくのだった。 由利先生モノの上記の表題作をはじめとする、短編計9作を収録しています。
鎌倉の“蝙蝠屋敷”の土壁に描かれていた、血染めの蝙蝠。その前に蝙蝠を飛ばし、立体感を出しています。そして、この表紙絵で杉本先生は遊びをされています。表紙絵の右手中央の血蝙蝠の羽のあたりに相合傘の落書きがあります。そして、その傘の中の名前は“一文”と書かれています。お相手の“?”さんはどなたなんでしょうか?杉本一文先生?
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