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蝶々殺人事件 角川文庫・初版 昭和48年8月10日 解説:大坪直行 蝶々殺人事件 本文271P 由利先生の戦後初の長編。 表紙は2バージョン有ります。 (その壱) この表紙に帯を付けたらとんでもなくエロティックな感じになります。すぐに販促帯を付けたがる角川商法に合わせて(?)作成されたのが<その弐>バージョンです(冗談です)。
(その弐) 花も恥じらう中学2年の少年にはこの表紙はあまりに……!書店のカウンターに持って行くにはかなりの勇気が必要だった。そんな勇気がなかった私は……。帯のついている本を探して買いました。当時は<HOT BOOK!>という角川文庫フェスティバルの赤い帯が付いている書店とない書店がありました。帯がない書店は何故はずして売ったかというと、帯を違う本に付け変えて安い値段で購入する不届き者がいるからだと本屋のオヤジさんに聞きました。当時はバーコードじゃなかったからね。
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