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鬼の研究

No.400110021
区分別タイトル: 角川文庫
区分著者: 馬場あき子
区分装幀: 杉浦明平
区分カバー写真: 吉越立雄
区分出版社: 角川書店
区分刊行年: 1980年第5版
区分状態: D/線引き
区分価格: 100円
[目次]
序章 鬼とは何か

一章 鬼の誕生
  1 鬼と女とは人に見えぬぞよき
  2 <おに>と鬼の出会い
  3 造形化のなかの鬼

二章 鬼を見た人びとの証言
  1 鬼に食われた人びと
  2 鬼の幻影
  3 百鬼夜行を見た人びと
  4 牛頭鬼と羅刹女と地獄卒
  5 衰弱する<ぬし>の系譜の鬼
  6 完成にむかう鬼の典型
三章 王朝の暗黒部に生きた鬼
  1 鬼として生きた盗賊の理由
  2 土蜘蛛の衰亡と復讐
  3 雷電と鬼
  4 鬼の心と呪術の世界

四章 天狗への憧れと期待
  1 幻の大会(だいえ)
  2 天狗と飛行空間
  3 無道の智者
  4 天狗山伏

五章 極限を生きた中世の鬼
  1 中世破滅型の典型としての般若
  2 空無の壮絶をもった美――「黒塚」考
  3 白練般若
  4 一言主の愁訴と棄民山姥

終章 鬼は滅びたか――あとがきにかえて

解説 池田弥三郎
鬼の研究 馬場あき子