その4

フランス革命と税金

1789年から始まるフランス革命の起った原因の一つに、塩税があるそうです。
これは、塩にかかる税の一定額を越える分すべてが、取り立てを請け負った高利貸しのもうけに
なったため厳しい取り立てが行われ、その不満が少なからず革命勃発のきっかけとなったからで
す。

ボストン茶会事件と税金

フランスとの7年戦争(1756〜63年)や世界各地でくりひろげた植民地争奪戦で財政難を招いた
イギリスは当時、財政を立て直すため重商主義政策を強め、アメリカ植民地にいくつもの新たな税
をかけようとします。
これに対し、植民地側は自らの代表が出ていないところで決定された税金は納める理由がない
(代表権なければ課税なし)として反発、大規模な反対運動が起ります。
この時の代表的な税金が、東インド会社の経営悪化の打開策として導入された茶税です。ついに
モホーク族に変装した若者たちがマサチューセッツ州ボストン港に停泊していた東インド会社の船
を襲い、積み荷のお茶を海に投げ込むという襲撃事件が起ります。
そして、これがキッカケとなり1775年のアメリカ独立戦争へと発展していくことになります。