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※360デザインについて

賛否両論がある360のデザイン
デザイナーでフェラーリ好きの方が360をべた褒めしていただいてます。私も共感できる内容です。
             ↓ ↓

ボビーズ ふぁくとりー
青い海と青い空にグリジオアロイ・・・
最高です。



⇒360スパイダー 幌の開閉動画
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 全自動となった幌の開閉システムはコミカルな動きをします。この技術はドイツCTS(Car Top System)社でポルシェボクスターやベンツSLKの技術。アルミスペースフレーム構造もアウディA8等で利用されたアメリカのアルコア社の技術。剛性面や快適さはドイツ等の他国に頼っています。イタリアの車はエンジンとデザインが命であるわけですね。幌の開閉はボタンひとつ20秒位で終了します。
 

ベルリネッタに比べ、スパイダーはエンジンのグラスカバーが水平に寝ており、よりエンジンが眺めやすくなっていますが、個人的にはベルリネッタのチラリズムが好きです。クローズ時には伝統のトンネルバックスタイルが復活します。しかしクローズ時はベルリネッタの美しさには敵いません。デビュー当時はフェラーリらしくないと、そのデザインに不満をもらしていた人も最近になって良く見えてきたと話す方が多いです。
 前作のF355に全く似ておらず賛否両論があったようです。デザインはピニンファリーナの故ダビデ・アルカンジェリ(代表作は世界一美しいクーペと言われたプジョー406や、多くの車が参考にしたという鷹の目のBMW5(E60))等)。360のドアノブの形状やヘッドライト、エアインテークは女性の爪や爪痕をイメージしているそうです。モチーフにもなったといわれる250LM様のクラシカルな曲線ラインと未来的(宇宙的?)なフロント周りなど魅力的なデザインと思います。
 私の大好きなリトラクタブヘッドライトではないですが、対人衝突安全性を考えれば当然かもしれません。
 ノーズ先端が尖っているのはフロント左右のエアインテークからラジエターに空気を送り込むためのもの。ブレーキの冷却のためのサイドシルのダクト、リアフェンダーダクトの右はオイル冷却用で左がエンジン冷却用と、全てが意味のあるデザインで機能美を感じます。幌の格納部分はF50のデザインレンダリングを利用したようです。たしかに似てますね。

 
spec

全長×全幅×全高
(4477×1922×1214mm)
ホイールベース2600mm
車重 1390kg
【F131型エンジン】
水冷90度V8DOHC5バルブ3586cc 
400bhp/8500rpm 38kg‐m/4750rpm 
最高速290km/h以上 
0-100km/h 4.6秒
0-400km/h 12.7秒
 2000年という記念すべき年にスイス・ジュネーブで発表.。フェラーリとしては20番目のオープンモデルです。モンテゼーモロ会長のコメント後、赤いカバーの下から現れた360スパイダーの色はロッソではなく、新色のアルミシルバーメタリック(GRIJIO ALLOY)でした。ALLOY−アロイとはアルミニウムやマグネシウムなどの合金のことで、オールアルミカーと言われる360にとって意味のある新色です。
maintenance
360spider