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知波単青春物語

 120t戦車、通称オイ車でございます。
こういう話に仕立てました。

知波単OGが発見した120t戦車をその孫娘(ヒロイン)が友人とともに知波単学園艦に移動するその日の出来事。
近くの交番まで来て欲しいと言われていたのでやってきたのですが、おまわりさんは不在です。
仕方がないので路肩に停めて待っていると通りかかったパトカーの警官に文句を言われました。
長時間の駐停車するときは安全に留意しないといけない戦車にはウィンカーがないのだからどうのこうのと。
警官は通り一遍の注意をしながらも事故が起こらないようにコーンとパトカーを配置していましたが、
そういう配慮と建前を見抜けないのが高校生男子というものです。
たまたま通りかかったのがヒロインと幼馴染で少し悪ぶってる(本人視点)少年でして、
日ごろはつっけんどんな態度の彼が警官に食って掛かります。
感情論で口調も悪いので当然警官の対応も冷たくなるというもの。
通過儀礼的なものだと空気を読んでいたヒロインは彼をなだめますが口論はヒートアップします。
そこに知波単OGの女子大生が割り込んできます。
法学部在籍の彼女は理路整然と知波単には非はないと証明しますが、
そもそも論点はそこではないので。
そのとき、交番のおまわりさんが慌てて戻ってきました。
先導車なしでもいいのだけど安全のために重機会社の友人に依頼していたのですが、
急な仕事で先導車が使えなくなったということで対応策に走り回っていたのです。
そういうことならばとパトカーの警官はあっさりと先導に名乗りを上げます。
交通安全のためだから当然だとさっさと乗り込み、ヒロインたちに乗車を促すので、
拍子抜けした幼馴染はいささかがっくり。
ですが、小声で「ありがとう」と言われてニヤツキを抑える埜煮必死です。
そうそう、これが縁で交番のおまわりさんと知波単OGの間で恋が芽生えたとかいう噂も。

120t戦車(オイ車)……アトリエ・インフィニティ

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