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塙公爵一家 角川文庫・初版 昭和53年2月25日 解説:中島河太郎
ノンシリーズの長中編集。
軍服以外のサイドを落として、陰謀の雰囲気を存分に漂わせています。実はこの作品中にまずい点があって(以下ネタバレ。OKの人は反転してね)入れ替わりの際に被害者と加害者がさらに入れ替わって元の通りのままになるのだが、その時死体(実は生きている)の始末を大佐がすると明記されている。となると始末された死体、つまり貧乏画家は後日
生きていないことになる。ここで大佐が須藤ドクトルに始末を命令している描写があれば、問題なかったのですが…。
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