刺青された男
角川文庫・初版 昭和52年6月10日 解説:中島河太郎
神楽太夫
靨
刺青された男
明治の殺人
蠟の首 |
本文22P
本文40P
本文21P
本文31P
本文18P |
かめれおん
探偵小説
花粉
アトリエの殺人
女写真師 |
本文25P
本文40P
本文25P
本文21P
本文24P |
終戦直後に執筆された短編集。
外国船ばかりに乗船する、どんな灼熱の外洋でも絶対にシャツを脱がない大男がいた。人には見せられない刺青をしていると、船乗りの中で伝説の男である。その謎の男が同僚を喧嘩で殺害し船から逃亡した。 上記の表題作、戦後第1作となった『神楽太夫』、湯治場の座敷に架けられている絵の謎を描く『靨』、創元社の日本探偵小説全集の横溝正史集にも収録された『探偵小説』等の全10作を収録している。
ビジュアル的にも題名のインパクト的にもこの『刺青された男』が選ばれたのだと思うが、個人的には『靨』を題材とした杉本画伯の表紙絵を見てみたかった。
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