(その壱)


(その弐)

 

 

夜の黒豹

 角川文庫・初版 昭和51年1月10日 解説:中島河太郎

  夜の黒豹       本文381P
  

 金田一耕助の第26長編。
 いかがわしいホテルで娼婦が殺害された。その乳房の間に描かれた、青蜥蜴。日本版切り裂きジャックかと騒がれたが、事件は意外な展開を見せる。
 表題作は短編の『青蜥蜴』を長編化したものです。こちらは後日単行本短編集として発売されました。この表紙も嬉しい事に、杉本画伯がされています。その表紙はこちら

 

 表紙は2バージョン有ります。

(その壱)

 「蝶々殺人事件」<その弐>の項目でも書きましたが、この表紙も本屋のカウンターに持って行きにくく、カバー付きの本を探しました。ところが全くなかったので、(ごめんなさい。自白します)同じ価格の<HOT BOOK!>帯を付け替えて購入しました。嗚呼、花も恥じらう中学生哉。

(その弐)

 <その壱>バージョンの時はあれだけ困ったのに、この時は平気で書店のカウンターに持っていきました。大人になるということは、恥じらいを忘れるということ也。<その壱>の表紙では乱歩の「人間豹」と類似した内容かと錯覚してしまいましたが、題名の<黒豹>は出てきません。こちらの表紙にある蜥蜴−青トカゲが犯人です。

 

 

 

 

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