幻の女

 角川文庫・初版 昭和52年3月10日 解説:中島河太郎

 
幻の女
カルメンの死
猿と死美人
本文128P
本文61P
本文35P

  由利先生の中短編集。
 アメリカで猛威を振るった殺人鬼。その名は、ファントムウーマン。日本名で<幻の女>が日本に上陸したという情報が入った。三津木俊助は彼女を追って、グランドホテルへ乗り込んだが、そこには女性の死体が…。
 上記の表題作、昭和25年に発表された『カルメンの死』、三津木俊助と等々力警部が登場する『猿と死美人』の3作を収録している。

 

 全米を震え上がらせた殺人鬼・幻の女。そのものの表紙絵です。手前の女の死体の腕とのバランスも見事です。

 

 

 

 

 

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