呪いの塔
角川文庫・初版 昭和52年3月15日 解説:中島河太郎
戦前の書き下ろし長編。
軽井沢高原にそびえる“バベルの塔”。その塔の外側には七つの階段があった。探偵作家の大江黒潮たちがその階段を使って仮想犯罪劇を楽しもうとしたが、被害者役の黒潮が実際に殺されてしまった。 新潮社が企画した『新作探偵小説全集』の第10巻(全10巻)として、昭和7年に書き下ろされたのがこの作品です。江戸川乱歩(本名・平井太郎)をモデルにしたといわれる、白井三郎を探偵役として物語は語られる。
つい、一番大きく描かれている女性の顔と、黒潮か白井をモデルにした最前列の男性に眼がいってしまうのですが、一番右端の女性がものすごく怖いんです。幽霊というより、悪霊じみて見えるんですよ。とくに目が怖い。この画像サイズでも、目が合ってしまうでしょう?
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