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殺人鬼 角川文庫・初版 昭和51年11月10日 解説:中島河太郎
金田一耕助の中短編集。
半男半女の紳士風の顔。そして男の方の牙から血が滴り、背景の枯木の森には赤い色の木も乱立している。なんとも不気味な表紙絵で、インパクトはかなり強い。この文庫が新刊で書店に平積みされていた環境は物凄いものでした。何故なら、その当時の新刊で並んでいたのが『迷路の花嫁』『殺人鬼』『花園の悪魔』の3冊で、それが横並びされていたのですから、この『殺人鬼』の表紙絵がひときわ目立っていたのはおわかりになると思います。こちらに当時の状況を再現してみました。
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