青髪鬼
角川文庫・初版 昭和56年9月30日 編集構成解説:山村正夫
横溝正史の長短編ジュブナイル集。 生きながら死亡広告を新聞に出された3人。“探偵小僧”こと御子柴進少年と三津木俊助記者はその謎を追う。その二人の前に現れたのは、秋の空よりも真っ青な髪の毛の男、青髪鬼だった。 上記の表題作、短編3作の計4作を収録している。
文中に「西洋のサタンか、あの世から来た亡者」と表現された青髪鬼を描いてますが、肝心の青い髪がわかりません。でもこれでいいと思います。作品を読んでも、青い髪が怖いかな?と思ってしまうのです。おそらく時代のせいでしょうね。当時、青い髪の人間なんてどこにもいませんでしたから。今は…。
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