幽霊鉄仮面
角川文庫・初版 昭和54年6月25日 編集構成解説:山村正夫
横溝正史の長編ジュブナイル。 新日報社で新聞記者が殺害された。目の前で同僚を殺された三津木俊助は復讐に燃える。犯人は記者が追っていた幽霊鉄仮面である。三津木記者、御子柴進少年、そして由利先生が、幽霊鉄仮面を追いつめてゆく。 由利先生が活躍する昭和24年の作品。
ジュブナイルの割に殺人が平気な幽霊鉄仮面だけに、かなり冷徹な感じに描写しています。さすがに大長編だけに、ジュブナイルにとどまらない、冒険活劇に仕上がっています。
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