金田一耕助ファイル11

 角川文庫・改版 平成8年9月25日

生ける死仮面
花園の悪魔
蠟美人
本文67P
本文50P
本文88P
本文78P

 金田一耕助の中短編集。
 岡山県のひなびた湯治場。磯川警部に誘われた金田一耕助がその熊の湯を訪れると、ちょうど映画のロケで湯治場は賑わっていた。ロケが終わったあと、滝壷の岩に発見された生首。それは去年の事件とまったく同じであった。
 男色とネクロフィリアを題材にした『生ける死仮面』、温泉宿の花壇で発見されたヌードモデルの死体をめぐる『花園の悪魔』、死体に蠟で肉付けをして生前の容姿を再現しようとする博士の話である『蠟美人』、上記の表題作の4作を収録している。平成のファイルシリーズで改題された短編集です。改題前は『花園の悪魔』でした。その表紙絵は
こちら

 

 めずらしくグロ直球の表紙絵です。切り口といい、下部の広がり具合といい…。実はこういうのは苦手なんですよ、私は。

 

 

 

 

 

 

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