日産セントラ(その5)


◆初めての遠出〜ミシガン州へ〜◆◆
オクラホマでの生活では、毎日自動車が必要でありますので、セントラを買ってすぐ、日々の買い物などに乗り回しておりました。大学の講義が始まるまでの間を利用して、ミシガン大学にいる日本人の友人を訪問することにしました。高速道路で丸三日ほどかかったと記憶しています。

ちょうど、オクラホマとミシガンとの中間くらいのところにミズーリ州のセントルイスという町がありまして、そこに一日滞在して、Gateway Arch という、Uの字を逆さまにしたようなモニュメントを見学しました。
セントラは、私にとって初めてのAT車でありましたが、なんの不安もなく、ミシガンまで行って帰ってくることができました。ただし、相当の長距離でありますので、タイヤ交換用に最低必要な工具だけ買って積んでいきました。車には工具はなにも付いていませんでしたので。工具なら日本で持っているのに、同じような工具を買うのはもったいないと思いましたが、異国 の路上でトラブルは不安です。十字型のレンチと、念のため普通のドライバーも買いました。
ミシガンまでの途中、たぶんアーカンソー州だったかと思いますが、免許を取って間もない家内にも運転してもらいました。日本では運転するのはコワいと云ってましたが、アメリカのハイウェイを左ハンドルのクルマでドライブするのは楽勝だったみたいです。その後も米国内ではちょっとだけ運転してました。
ミシガン州の友人は大手の自動車部品メーカーに勤務しており、まさに自動車産業の中心地であるミシガン州にて、同じく留学中でした。アナーバーという街にあるUniversity of Michigan(ミシガン大学;州立)の、交通研究所というところに籍を置いていました。アナーバーに数日滞在して、彼のアコードでカナダに入り、カナダでも数泊して、ナイアガラの滝などを見学しました。クルマで国境を越えるのは、初体験でしたが、カナダ〜米国間の国境というのは、誰もあまり意識しない感じです。余談ですが、その後同じく陸路で訪れたメキシコの場合は、なかなか厳重なモンでしたが…。
ところで彼は、クルマ好きな人ですので、米国でみかけたいろいろなクルマのナンバープレートを撮影してコレクションしていました。今でも覚えているのが、ミシガン大学にいるノルウェー人の先生のクルマのプレートの写真で、ノルウェーから持ち込んで結局2年間ノルウェーナンバーのまま走って、帰国したんだよ…というハナシでした。

写真は、オクラホマ銀行のドライブ・スルー窓口です。ATMは1レーンだけで、ほかは有人ブースです。まるで日本の高速道路の料金所みたいです。米国では、そのほかにも、いろいろな場所がドライブ・スルー化されています。

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